住宅ローンに既存の借金をまとめて一本化できる「おまとめ住宅ローン」は、多重債務者にとって家計再建の有力な手段です。
しかし、誰でも利用できるわけではありません。
実際、個人で申し込むと金融機関の審査で否決されるケースが少なくありません。
この記事では、おまとめ住宅ローンが利用できない人の特徴をご紹介します。
これから申込を検討している方は、あてはまる点がないかチェックしてみてください。
特徴①:収入が安定していない
審査では「安定継続した収入」が重視されます。
たとえ年収が高くても、フリーランスや個人事業主で収入が大きく変動する方はマイナス評価となる場合があります。
パートやアルバイトで年収が低い方も注意が必要です。
特徴②:すでに延滞や滞納履歴がある
過去にローンやクレジットカードの返済を2ヶ月以上滞納している場合、個人信用情報に事故履歴が残っている可能性があります。
これが「ブラックリスト入り」です。
この状態では、おまとめ住宅ローンへの審査は非常に厳しくなります。
特徴③:債務整理をして完済から5年以内
任意整理・個人再生・自己破産などの法的手続きを行った場合、最低でも5〜10年は新たなローン契約が難しいとされています。
完済していても、5年間記録が消えるまでは審査に通りづらくなります。
特徴④:カードローンやリボ残高が多すぎる
借金が多すぎると、住宅ローンの枠に組み込むこと自体が難しくなります。
たとえば、住宅ローンで2,500万円借りていて、さらに500〜700万円の借金があると、「返済能力が不足」と判断されてしまうことがあります。
特徴⑤:他社借入件数が多い
件数の多さも重要な審査項目です。借入件数が4社・5社以上ある場合、それだけで「信用リスクが高い」とみなされる傾向があります。
件数を減らしてから申し込むことで通りやすくなることもあります。
特徴⑥:勤続年数が短い
住宅ローン審査では勤続年数が1年未満だと不利になる場合があります。
特に転職直後の申込は、安定性の面で懸念されるため、少なくとも1年以上は勤務を継続してから申し込むのが理想です。
特徴⑦:年齢が高すぎる
住宅ローンの完済年齢は原則として80歳未満が一般的です。
そのため、55歳〜60歳以上で長期ローンを希望すると、返済期間が短くなることから、審査が通りにくくなります。
短期間で返済を求められるため、月の返済額も上がり、結果的に否決となるケースがあります。
特徴⑧:住宅に十分な担保価値がない
おまとめ住宅ローンは「住宅の担保力」を前提としたローンです。
築年数が古い・土地評価が極端に低いなどの場合、担保価値が不十分と見なされることがあります。
特に地方の過疎地や再建築不可物件などは注意が必要です。
特徴⑨:配偶者や連帯保証人の同意が得られない
おまとめ住宅ローンの審査では、配偶者の収入や信用情報も審査対象になることがあります。
夫婦共有名義の住宅の場合、配偶者の同意書や署名が必須になることもあり、協力が得られないと進められません。
特徴⑩:自力で申し込んでしまった
意外と多いのが「自分で金融機関に申し込んで否決された」ケース。
住宅ローンは金融機関によって審査基準が異なるため、通りやすい銀行を見極めて申請することがカギです。
住宅ローンに強い専門家を通すことで、通過率が飛躍的に上がることもあります。
まとめ|通らなかった人にも希望はある
おまとめ住宅ローンの審査は、「住宅ローン+債務整理」という複雑な構造になるため、通常の住宅ローン以上に慎重に審査されます。
しかし、審査に落ちたからといってあきらめる必要はありません。
専門家に相談し、通過率の高い金融機関を選定し、書類や戦略をしっかり整えることで、再挑戦で通過した実例も多く存在します。
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