なぜ同じ会社の同僚は通って自分は落ちた?
「同じ会社で同じ年収なのに、なぜ自分だけ落ちたのか?」 これは福山市で住宅ローン相談を受けていて時折ある質問の一つです。
結論から言うと、審査の明暗を分けたのは“勤務先”ではなく“個人属性”です。 銀行は会社ではなく、あなたという個人の信用履歴と借入状況を細かく見ています。
① 同じ会社=同じ条件ではない
例えば、同じ福山市内の企業に勤めていても、 以下のような違いが結果を大きく左右します。
- クレジットカードの保有枚数・利用残高
- リボ払い・分割払いの有無
- 車のローン・教育ローンの残債
- スマホ端末の分割支払い
- 延滞履歴の有無
特に近年の審査では、スマホ分割やリボ払いも借入扱いになります。 つまり「借金の意識がなかった支払い」が、実は審査を不利にしているケースが非常に多いのです。
② 銀行は“勤務先”ではなく“返済力と履歴”を見る
銀行の担当者は必ずこう考えます。 「この人は35年完済まで安定して返済できるか?」
その判断に影響するのが、 返済比率(DTI)と信用情報(CIC・JICC)です。
返済比率=(すべての借入の年間返済額)÷(年収)
この数値が30〜35%を超えると、 年収が同じでも落ちる確率が一気に上がります。
また、信用情報に以下のような記録があると、 たとえ勤務先が優良企業でも否決されやすくなります。
- 過去2年間に携帯・クレジット延滞が常習的にある
- キャッシングやカードローン履歴が多い
- 短期間で複数社へ申込(申込ブラック)
つまり、会社の信用ではなく“個人の履歴”が通過率を決めるのです。
③ 福山市で実際に起きた“同僚格差”の事例
- 📍福山市・製造業(年収420万円)
同僚A=クレカ1枚・ローンなし → 承認
同僚B=カード7枚・リボ残190万円 → 否決 - 📍尾道市・公務員(年収460万円)
同僚A=車ローン完済済み → 承認
同僚B=車残債250万円+カードローン150万円 → 否決 - 📍笠岡市・営業職(年収400万円)
同僚A=延滞履歴なし → 通過
同僚B=携帯延滞2年で8回 → 否決
このように、同じ勤務先でも「見えない信用情報の差」が結果を分けているのです。
④ 銀行によっても“見方”が全く違う
福山市内で審査を出すとき、よく誤解されるのが「どの銀行も同じ」という思い込みです。
実際は、
- A銀行=クレカ残高に厳しい
- B銀行=勤続年数重視
- C銀行=返済比率に柔軟
といったように、審査基準の傾向が全く異なります。
だからこそ、同僚が通った銀行に出しても、 あなたが落ちることは珍しくありません。
逆に、銀行選定を変えるだけで通ることもあるのです。
⑤ “通す順番”と“出し方”が勝負を決める
審査を出す順番とタイミングを間違えると、 その後すべての銀行に履歴が残り、通りにくくなります。
この「申込履歴(CIC情報)」は6ヶ月間共有されるため、 “出し方を誤ると半年チャンスを失う”のです。
福山市のあるケースでは、 最初に不動産会社経由で否決 → 当相談室で再申請 → 翌週承認 という逆転例は日常的にあります。
要するに、通す戦略を立ててから出すことが、最大のポイントです。
⑥ 同僚よりも通るための3つのチェックリスト
- キャッシング・クレカ・リボ・携帯割賦の残高をすべて把握する
- 延滞がないかCICで確認する
- 出す銀行・保証会社を戦略的に選ぶ
この3つを整理すれば、 「同僚は通ったのに自分は落ちた」が「自分も通る」に変わります。
⑦ 審査は平等ではない。だからこそ、設計力で勝つ。
住宅ローン審査は、表向きは“平等”に見えても、 実際は“情報の出し方次第で差が出る世界”です。
同僚の成功例をそのまま真似しても通らないのは、 あなたの条件に合った設計になっていないからです。
一人ひとりの信用情報・返済履歴・借入状況を分析し、 最も通る金融機関を見極める―― これこそが、私たち福山住宅ローン審査対策相談室の専門領域です。
会社情報
福山住宅ローン審査対策相談室(運営会社:株式会社トムソーヤ)
住所:広島県福山市南蔵王町5-22-27
電話:084-961-3700
ホームページ:https://shinsa-taisaku.com
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