借金の“増え方”で落ちる人
審査部は「総額」ではなく“クセ”を見ている
多くの相談者さまが勘違いしているのが、 「借金総額が多いから落ちる」という考え方です。 実際には、住宅ローン審査および“おまとめ住宅ローン”の審査では、 借金総額の多さは決定打ではありません。
審査部が最も重視しているのは、 借金の“増え方(履歴)”です。 同じ300万円の借金でも、増え方が正しければ通り、 逆に100万円でも増え方が悪ければ落ちます。
つまり、重要なのは「金額」ではなく、 あなたのお金の扱い方=信用の履歴なのです。
◆ 審査部が見る“借金の悪い増え方”とは?
住宅ローン審査で特に嫌われるのは、以下のような増え方です。
- 短期間でカードローンが連続増加している
- リボ払いの残高が右肩上がり
- 消費者金融→カードローン→リボの王道悪化ルート
- 「あと5万円だけ…」という少額借入を繰り返している
- 返済してもすぐに借り直す「往復借入」
- 借金の説明が曖昧・辻褄が合わない
特に問題なのは、審査部がこれを見たとき 「この人は今後も同じ行動を繰り返す可能性が高い」 と判断してしまう点です。
これが“通らない理由の核心”です。
◆ 300万円よりも「30万円の増え方」が審査の合否を決める
極端に言えば、300万円の借金でも整った増え方なら通ります。 しかし、たった30万円であっても、増え方が悪ければ落ちます。 それほどまでに、審査部は“クセ”を見ています。
では、審査に落ちやすい増え方の具体例を見ていきましょう。
◆ 【落ちる増え方①】短期間で連続して増える
最も嫌われる増え方がこれです。
- 1〜3か月で消費者金融3件目に手を出す
- リボ残高が毎月1〜3万円ずつ増えている
- カードローンの増額申し込みが短期間に複数
審査部はこう読みます:
「この人は生活が破綻しかけている可能性が高い」
短期間の増加は、 “生活費が足りず、借金で補填している” パターンがほとんどだからです。
◆ 【落ちる増え方②】返済してもすぐ借り直す(往復型)
毎月2〜3万円返済しても、翌月同じ額を借り直す。 この往復は、審査部の中では危険度MAXです。
これは家計が赤字である証拠であり、 住宅ローンを貸したとしても改善しないと判断されます。
◆ 【落ちる増え方③】理由と金額の整合性が合わない
借入理由が次のようなものは、一気に審査が厳しくなります。
- 「ちょっとした生活費」→なのに30万・50万を一度に借りる
- 「子どもの費用」→なのに複数回に分けて借入
- 「用途はわからない」→論外(理由付けができない)
審査部にとって一番危険なのは 「説明がつかない増え方」です。
◆ 【落ちる増え方④】借金の“最後の1年”が荒れている
審査部が最も重視するのは「直近の増え方」です。 過去は多少荒れていても、 直近1年が安定していれば通るケースは多いです。
逆に、直近1年に以下があると不利です。
- 追加借入の頻発
- リボの急増
- 「つなぎ借入」のような少額連発
- 入金→即出金(生活費補填パターン)
これは審査部がもっとも嫌う “現在進行形で悪化している人” と判断されるためです。
◆ では、どうすれば“良い増え方”として見せられるのか?
ここからが相談室の腕の見せ所です。 福山住宅ローン審査対策相談室では、借金の増え方を 「審査部にとって理解できるストーリー」 に書き換える作業を行います。
例:
- 生活費が急増した理由を具体化し、説明として合理化
- 借金の並び順を“改善順”に再整理
- 借入理由の矛盾をゼロにする
- 「今は増えていない」ことを通帳で証明する計画を立てる
多重債務者の審査は、 “事実”よりも“説明”の質が可決率を決めます。
正しく並べて、正しく説明する。 これが信用を取り戻す唯一の方法です。
借金が多いのではなく「増え方」が危ないだけです。
あなたの借金の“見られ方”を審査部目線で分析し、 通るストーリーに組み直します。 自分で判断せず、一度プロに見せてください。

